ウォシュレット・温水洗浄便座の交換工事/SCS-T160 東芝|神奈川県川崎市幸区

こんにちは「川崎市幸区電気工事.com」です。

毎日使うウォシュレット(温水洗浄便座)、「便座に座っても作動音が聞こえない」「便座がぐらぐらする…」「製造から10年以上経っているけど、そろそろ寿命かな?」と不安に感じたりしていませんか?

この記事では、お客様のご自宅で行いましたウォシュレットの便座交換工事事例をご紹介します。今回の交換機種は、東芝 SCS-T160 です。

古い機種を使い続けるリスクと、新しい機種に交換することで得られる清潔さ、快適性、そして経済的なメリットについて詳しく解説します。

なぜ交換が必要?
温水洗浄便座(便座)の寿命とリスク

温水洗浄便座は、電気、水、精密な電子部品が組み合わさった精密機器です。毎日使用する製品だからこそ、寿命を過ぎて使用を続けると、快適性が損なわれるだけでなく、大きなリスクを伴います。

1. 温水洗浄便座の一般的な寿命|目安は7年〜10年

一般的に、温水洗浄便座の設計上の標準使用期間は約7年〜10年とされています。この期間を過ぎると、部品が劣化し、故障のリスクが急激に高まります。

2. 古い便座を使い続ける3つのリスク

  1. 水漏れや感電の危険性
    内部パッキンの劣化: 内部のゴムパッキンやホースが経年劣化すると、水漏れを起こす可能性が高まります。
    電子部品のショート: 水漏れが内部の電子基板に達すると、故障や最悪の場合、感電・発火のリスクが生じます。
  2. 快適性の低下と衛生面の問題
    ノズルやヒーターの劣化: 温水ヒーターの効率が落ちてお湯がすぐに冷めてしまったり、ノズルの動作不良や洗浄力が低下したりします。
    清掃性の悪化: 長年の使用で手の届かない部分に汚れが蓄積し、カビや雑菌の温床となり、衛生面で不安が残ります。
  3. 修理不能になる可能性
    メーカーは、製品の製造終了後、修理に必要な部品の保有期間を定めています(多くは製造終了から5年〜9年程度)。この期間を過ぎて主要部品が故障した場合、修理したくても部品がなく、修理自体が不可能となり、結局交換が必要になります。

古い便座は、知らず知らずのうちに電気代も多く消費しているため、寿命の目安が近づいたら、早めの交換を検討することが快適な生活につながります。

ウォシュレット(便座)交換で失敗しないための「3つの選び方」

お客様がご自宅に最適な便座を選ぶための、専門家目線での重要なチェックポイントを解説します。

選び方①
給湯方式で選ぶ(コストと快適性のバランス)

温水を作る給湯方式には大きく分けて「貯湯式」「瞬間式」があります。

方式特徴メリットデメリット
貯湯式 (SCS-T160など)温水をタンクに貯めておく本体価格が安い。交換しやすい。連続使用で温水が切れる場合がある。
瞬間式使用時に瞬時にお湯を沸かすお湯が切れない。節電性が高い。本体価格が貯湯式より高め。

今回のSCS-T160は貯湯式。 「予算を抑えて確実に交換したい」「家族の人数が少ない」といったご家庭には最適な選択肢です。

選び方②
清潔機能で選ぶ(ノズルや便座の素材)

便座は常に清潔に保ちたい場所です。ノズルの素材やセルフクリーニング機能を確認しましょう。

  • ステンレスノズル: 汚れがつきにくく、清掃性の高いステンレスノズルを搭載しているか。
  • ノズル自動洗浄: 使用前後にノズルを自動で洗浄してくれる機能があるか。
  • 便座の素材: 抗菌加工や、汚れがサッと拭き取れる防汚素材であるか。

選び方③
設置性・サイズで選ぶ(便器との適合性)

最も重要なのは、今お使いの便器に新しい便座が適合するかどうかです。

  • 便座サイズ(エロンゲート・レギュラー): 便器のサイズに合った便座を選ぶ必要があります。サイズが合わないと、はみ出しや隙間が生じ、見た目も使い勝手も悪くなります。
  • 電源コードの位置: 電源コードが便座の右側か左側かなど、コンセントの位置に合うか確認が必要です。

交換機種「東芝 SCS-T160」の特長と交換メリット

今回導入させていただいたのは、東芝の温水洗浄便座 SCS-T160 です。この機種は、コストパフォーマンス清潔機能に優れており、古い便座からの交換には最適なモデルです。

  1. 交換しやすい「貯湯式」の特長|温水をタンクに貯めておく貯湯式のモデル
    高いコストパフォーマンス:
    瞬間式(使うときに都度温める方式)に比べて、本体価格が比較的安価なため、初期費用を抑えたいお客様に最適です。
    設置の容易さ: 構造がシンプルで、既設の便座からの交換作業がスムーズに行えます。
  2. 清潔・お手入れ簡単機能
    おしり・ビデノズル(ステンレスノズル):
    汚れがつきにくく、継ぎ目のないステンレス素材を採用。使用前後に自動でノズルを洗浄する「オートノズルクリーニング」機能も搭載されており、常に清潔を保ちます。
    抗菌便座: 細菌の繁殖を抑える抗菌加工が施されており、衛生的に安心して使用できます。
  3. 電気代を抑える節電機能|CS-T160は省エネ設計
    タイマー節電機能: 使用しない時間帯(就寝中など)を記憶させ、便座と温水ヒーターの電源を自動でオフにします。
    省エネ基準達成率: 国の定める省エネ基準をクリアしており、古い便座から交換することで、年間の電気代を大きく削減できます。

自分でできる?プロに任せるべき?
便座交換の境界線

温水洗浄便座(便座)の交換は、確かにDIY(ご自身での交換)が可能な場合もありますが、給水接続や電気配線が絡むため、判断を誤ると大きなリスクが生じます。

項目DIY(ご自身)で可能な場合プロ(専門業者)に依頼すべき場合
作業範囲既存の便座の取り外し・新しい便座の設置(給水接続を含む)。止水栓の交換分岐水栓の設置が必要な場合。
技術レベル特別な配管工事が不要で、既存の給水接続部をそのまま使用できる場合。排水管の詰まりや便器自体の脱着が必要な場合
便器との適合性便座のサイズや取付形状が完全に適合していると確信できる場合。便器の品番が不明で適合性が判断できない場合。
リスク水漏れや故障が発生しても、自己責任で対応できる場合。水漏れによる階下への被害や、電気系統のトラブルを絶対に避けたい場合。

特に専門家の専門性が必要な理由

確実な水漏れ防止: 給水ホースや分岐金具の接続は、パッキンの状態や締め付けトルク(力加減)が非常に重要です。プロは専用工具と知識で、水漏れリスクをゼロに近づけます。

便器の脱着(特殊な場合): 一部の便器(特に海外製や特殊な一体型)では、便座交換のために便器本体の脱着や特殊なアダプターが必要になることがあり、これは専門的な技術が必要です。

長期保証と安心: 当社のような専門業者にご依頼いただければ、工事の保証が付帯します。万が一、設置後にトラブルが発生しても、迅速かつ無償で対応いたします。

「水と電気」を扱う作業だからこそ、少しでも不安を感じられたら、迷わずプロの電気工事士にご相談ください。

交換工事の流れ

ウォシュレットの便座交換は、水と電気を取り扱う工事です。電気工事士がどのように、素早く、そして確実な作業を行っているかをご紹介します。

1. 事前確認と止水の徹底

まず、新しい便座が便器に適合するか最終確認を行います。

  • 電源オフ: 感電防止のため、作業箇所周辺のコンセントから電源プラグを抜きます。
  • 止水作業: 水漏れを防ぐため、トイレの止水栓を確実に閉めます。この作業が不十分だと、水漏れの原因になります。

2. 古い便座の丁寧な撤去と清掃

古い便座本体を取り外し、設置面を徹底的に清掃します。

  • 撤去: 設置ボルトを緩め、便座と給水ホースを取り外します。
  • 便器清掃: 長年便座に隠れていた部分(便器との接地面)は特に汚れが溜まりやすいため、新しい便座を設置する前にきれいに清掃します。

3. 新しい便座(SCS-T160)の確実な設置と接続

新しい便座を設置し、水と電気を確実に接続します。

  • 給水接続: 新しい給水ホースを取り付け、接続部のパッキンがずれないように慎重に締め込みます。水漏れが最も発生しやすい箇所であるため、プロの技術が光ります。
  • 本体固定: 便器の穴に合わせて新しい便座を固定します。ここでズレがあると、使用感が悪くなるため、正確な位置調整を行います。

試運転と水漏れチェック

すべての接続が完了したら、時間をかけて確認作業を行います。

  • 止水栓の開放とチェック: 止水栓をゆっくり開け、給水接続部から水が滲み出ていないかを細部まで時間をかけて確認します。
  • 機能確認: 電源を入れ、温水が出るか、便座が温まるか、そして洗浄ノズルが正常に動作するかを試運転で確認します。

作業時間の目安
温水洗浄便座の交換工事は、通常、1時間〜1時間半程度で完了します。お客様の生活に影響が少ないよう、迅速かつ確実な作業を徹底しています。

ウォシュレット・温水洗浄便座の交換工事/SCS-T160 東芝|神奈川県川崎市幸区
ウォシュレット・温水洗浄便座の交換工事/SCS-T160 東芝|神奈川県川崎市幸区
既設機種:
交換機種:SCS-T160 東芝
CWA-35D LIXIL・INAX(本体給水ホース トイレ部品
対応地域(エリア):神奈川県川崎市幸区

まとめ

今回の温水洗浄便座交換工事を通じて、古い便座を使い続けることのリスクから解放され、清潔で快適な毎日を手に入れることができました。

温水洗浄便座は、トイレ空間の快適さを大きく左右する重要な設備です。交換時期が近い、または故障の兆候がある場合は、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。お客様のトイレ環境に最適なご提案をさせていただきます。

株式会社エヌ・アイ・シー(川崎市幸区電気工事.com)では、ウォシュレットの便座交換はもちろん、店舗様の非常灯・誘導灯、ご家庭の電気工事やオフィス、アパートなどの法人様・オーナー様からの電気工事も承っております。電気設備に関するお悩みは、まとめてご相談ください。

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