こんにちは「川崎市幸区電気工事.com」です。
共用部照明の交換を検討中の方へ。「暗いポスト周りを明るくしたいけれど、電気代が心配ではないか?」——そんな疑問をお持ちではありませんか?
この記事では、お客様のマンションで行いました集合ポスト上部照明のLED交換工事事例をご紹介します。今回の交換機種は、パナソニック製のダウンライト「LGD3201LLE1」です。
「従来の蛍光灯・電球」と「LED」の違いや、古い機種を使い続けるリスク、新しい機種に交換することで得られる清潔さ、快適性、そして経済的なメリットについて詳しく解説します。
古い機種を使い続ける3つのリスク
「まだ点いているから」と古い照明を使い続けることには、実は見えないコストとリスクが潜んでいます。
- 無駄な電気代の垂れ流し 10年以上前の器具は電力効率が悪く、LEDに比べて約5倍〜7倍の電気代がかかっています。使い続けるほど、毎日「損」をしている状態です。
- 突然の不点灯による防犯機能の喪失 古い安定器や器具は寿命が近づくと、ある日突然故障します。ポスト周りが一晩中真っ暗になれば、即座に盗難やイタズラのリスクに晒されます。
- 絶縁劣化による発火の危険 照明器具の寿命は一般的に約10年といわれています。外見は綺麗でも、内部の配線や部品の劣化が進むと、ショートや発火の原因になり、物件全体の安全を脅かしかねません。
交換機種のスペックと選定理由
今回採用した「LGD3201LLE1」は、共用部の集合ポスト上の天井照明には最適な選択です。
- 機種名: Panasonic LGD3201LLE1
- 特徴: 高気密SB形・拡散タイプ(マイルド配光)
- 光色: 電球色(温かみがあり、エントランスの雰囲気を壊しません)
- 消費電力: わずか 7.1W
- 【選定のポイント】 集合ポストは24時間365日常時点灯させることが多いため、「高寿命(40,000時間)」かつ「低消費電力」であるこのモデルは、ランニングコスト削減の決定打となります。
LED化による3つのメリット
① 圧倒的な経済性
従来の白熱灯やコンパクト蛍光灯に比べ、電気代を大幅にカット。常時点灯の場合、数年で工事費の元が取れる計算になります。
② 清潔感と快適性の向上
パッと瞬時に点灯し、隅々まで明るく照らすことで、利用者様が郵便物を確認しやすくなります。また、LEDは虫が集まりにくい性質(低誘虫性)があるため、ポスト周りを清潔に保てます。
③ 資産価値の維持
エントランス周りの明るさは、内見時の第一印象を大きく左右します。「しっかり管理されている物件」という安心感を与え、空室対策にも繋がります。
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ポスト周りの「暗がり」が招く、見過ごせないリスク
「ただ電球が切れているだけ」と放置していませんか? 実は、集合ポストの照明不足は、利用者様の安心を脅かす大きな要因となります。
- 郵便物盗難・ストーカー被害の温床に 暗い場所は、外部からの視線を遮ります。個人情報の宝庫であるポストから封筒を抜き取る、中身を盗み見るといった行為は、視認性の悪い場所で発生しやすくなります。
- 不審者の「下見」ポイントになる 空き巣などの犯罪者は、物件の管理状態を厳しくチェックしています。「共用部の電球が切れたまま=管理が行き届いていない隙のある物件」と判断され、ターゲットにされる危険性が高まります。
- イタズラや不法投棄の誘発 明るい場所にはゴミを捨てにくいものですが、暗がりにはチラシのポイ捨てや、不要な掲示物の貼り付けなどが起こりやすくなります。
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LEDがもたらす意外な衛生メリット
集合ポストの照明交換には、電気代以外にも大きなメリットがあります。それが「防虫効果」です。
なぜ従来の照明には虫が集まるのか?
多くの虫(蛾やカメムシなど)は、光そのものではなく、従来の蛍光灯や電球が発する「紫外線」に引き寄せられる習性があります。 これまでのポスト照明は、いわば「24時間、虫を呼び寄せる看板」になってしまっていたのです。
LED化で「虫の死骸」とサヨナラ
今回設置した「LGD3201LLE1」をはじめとするLED照明は、その発光原理から紫外線をほとんど出しません。
- 不快感の解消: 「夜、ポストを開けようとしたら虫が飛んできてヒヤッとした」という利用者様の不満を解消します。
- 清掃コストの削減: 照明カバーの中に溜まる茶色い虫の死骸。これが見えるだけで物件のイメージはガタ落ちですが、LEDならこの掃除の手間が劇的に減ります。
- クモの巣対策にも: 餌となる小さな虫が集まらなくなるため、結果としてポスト周りのクモの巣も張りにくくなるという好循環が生まれます。
「明るくする」だけでなく「清潔に保つ」。 これが、常時点灯のLED化が物件の資産価値を維持すると言われる隠れた理由の一つです。
大まかな作業の流れ
単に付け替えるだけでなく、天井裏の配線状態のチェックや、開口部周りの清掃も同時に行っています。こうした見えない部分のケアが、長期間トラブルなくお使いいただくための秘訣です。
STEP 1:安全確保(ブレーカー遮断)
まずは電気ショックや短絡事故を防ぐため、該当箇所のブレーカーを落とします。常時点灯の箇所は電気が流れたままになりやすいため、検電器を使用して、確実に電圧がかかっていないことを確認してから作業を開始します。
STEP 2:既存器具の取り外し
古い器具を天井から引き抜きます。
注意点: 長年設置されていた器具は、天井のボードに張り付いていたり、バネが強く跳ね返ったりすることがあります。天井材(ジプトーン等)を傷めないよう、慎重に慎重に引き出します。
配線分離: 器具に接続されている電線を外し、古い器具を完全に撤去します。
STEP 3:天井開口部の確認・清掃
器具を外した後の「穴(開口部)」の状態をチェックします。
サイズ確認: 新しいLGD3201LLE1(埋込穴φ100)がぴったり収まるか再確認します。
清掃: 穴の周りに溜まった埃や、古い器具の跡(輪状の汚れ)を軽く清掃します。新しい器具を取り付けた際に、隙間から汚れが見えないようにするためのプロのひと手間です。
STEP 4:結線(配線接続)
新しい器具の端子台に電線を接続します。
確実な接続: 電線の被覆を適切な長さに剥き、奥までしっかり差し込みます。接触不良は火災の原因になるため、最後に軽く引っ張って抜けないことを確認する「自主点検」が重要です。
STEP 5:本体の埋込・固定
本体を天井の穴へ押し込みます。バネの固定: 器具側面の取付バネをすぼめながら穴に入れ、天井裏でバネが広がることで固定されます。
向きの調整: わずかな傾きや隙間がないよう、真っ直ぐに微調整します。
STEP 6:点灯試験・最終確認
ブレーカーを戻し、無事に点灯するか確認します。
仕上がりチェック: 電球色の温かい光がポスト全体を均一に照らしているか、チラつきはないかを確認して作業完了です。


株式会社エヌ・アイ・シー(川崎市幸区電気工事.com)では、共用部の照明交換はもちろん、店舗様の非常灯・誘導灯、ご家庭の電気工事やオフィス、アパートなどの法人様・オーナー様からの電気工事も承っております。電気設備に関するお悩みは、まとめてご相談ください。
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| 既設機種: | – |
| 交換機種: | LGD3201LLE1 |
| 対応地域(エリア): | 神奈川県川崎市幸区 |
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