ウォシュレット・温水洗浄便座の交換工事 – 「貯湯式」と「瞬間式」の違い／交換機種：TCF8GK35＃SC1 TOTO Kシリーズ貯湯式モデル

ウォシュレットの交換を検討中の方へ。「瞬間式と貯湯式、どちらがいい？」「貯湯式の電気代は本当に高いの？」——そんな疑問をお持ちではありませんか？

この記事では、お客様のご自宅で行いましたウォシュレットの交換工事事例をご紹介します。今回の交換機種は、TOTO Kシリーズのスタンダードな貯湯式モデル「TCF8GK35#SC1」です。

「貯湯式」と「瞬間式」の違いや古い機種を使い続けるリスク、新しい機種に交換することで得られる清潔さ、快適性、そして経済的なメリットについて詳しく解説します。

ウォシュレット交換の必要性
～古い機種を使い続けるリスク

ウォシュレットの一般的な寿命目安は約7〜10年です。この期間を超えて使用している場合や、以下のサインが出た場合は、安全と快適性のために交換をご検討ください。

危険なサイン	症状とリスク
水漏れ・異音	本体接続部や内部部品の劣化による水漏れ。放置すると階下への被害や、内部故障による漏電・火災のリスクが高まります。
お湯が出ない/温度が不安定	内部のヒーターやセンサーの故障。特に寒い時期の快適性が損なわれます。
ノズルの異常	ノズルが出ない、または完全に格納されない。使用に支障が出るほか、モーター故障のサインです。

ウォシュレットには、主に温水の作り方によって「貯湯式」と「瞬間式」の2種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。今回の交換機種「TCF8GK35」（貯湯式）の選定理由を理解するためにも、両者の違いを確認しておきましょう。

今回採用したTOTOの「TCF8GK35」は貯湯式ですが、以下のような機能により、貯湯式のデメリット（電気代）をカバーしています。

おまかせ節電 / タイマー節電：使用頻度を記憶し、使わない時間帯はヒーターを自動で切るため、貯湯式の弱点である待機電力を大幅に削減し、経済性を高めています。
高いコストパフォーマンス：瞬間式に比べて初期費用を抑えながらも、クリーン樹脂などの高い清掃機能を備えているため、「予算を抑えつつ快適性と清潔性を両立したい」お客様に最適な選択肢となります。

選定理由	TCF8GK35 の機能	解決できる課題
経済性	おまかせ節電/タイマー節電	貯湯式のデメリットである電気代の不安を大幅に軽減できる。
清潔性	クリーン樹脂・本体着脱	樹脂の劣化が少なく、本体が外せるため、清掃性が格段に向上する。
コスト	価格の手頃さ	瞬間式よりも初期費用を抑え、ご予算内で高性能な清掃・節電機能を確保。